アイボリーは英語でivory、意味は「象牙」「象牙色」。
ivory は複数形になると、象牙製のもの・ピアノのけんばん・歯という意味で用いられます。
tickle the ivories : ピアノをひく
show one’s ivories : 歯をむき出す
日本でアイボリーというと、ほとんどの場合、「色」のことをいいます。
日本でアイボリーは象牙色。
象牙色を日本語で表現すると、「黄みの薄い灰色」です。
アイボリー
アイボリー
オフホワイトは、一般的に「灰色がかった白」・「黄みがかった白」を指しますが、オフホワイトにはこれといった定義はありません。
オフホワイト
オフホワイト
ベージュは、「明るい薄茶」「らくだ色」です。
ベージュ
アイボリー・オフホワイト・ベージュとはどういう色なのか?アイボリー・オフホワイト・ベージュの違いとは?わかりやすく詳しく解説します。
アイボリーとは
アイボリーは、「象牙色」・「薄いクリーム色」・「黄みの薄い灰色」です。
アイボリーもアイボリーホワイトも同じ「色」です。
アイボリーには「象牙」という意味もありますが、アイボリーホワイトは「色」だけを意味する言葉です。
アイボリー
①#fffff0(ivory)
②#f8f4e6(象牙色)
③#f3ecd8(やや灰色い黄系)
おおよそ、①から③の間の色がアイボリーです
アイボリーのイメージ
アイボリーは、自然な優しさや上品さを感じられる色です。
優しさを感じられるので、リラックス効果があり、トイレや浴槽などでよく使われます。
上品さを感じられるので、高級感のある、洋服やインテリアなどでもよく使われます。
アイボリーは、一緒にある色を引き立てるような役割をします。
赤や緑などのような派手なイメージのある色より、淡い中間色や黒などの落ち着いた色との相性の良い色です。
オフホワイトとは
オフホワイトは、bone color(骨の色)とたとえらることもあります。
一般的に「灰色がかった白」・「黄みがかった白」ですが、オフホワイトに、これといった定義はありません。
whitesmoke(ホワイトスモーク)や和色の「生成り色」「乳白色」をオフホワイトといっても間違いではありません。
オフホワイト
①#fffff9(ミルキーホワイト)
②#f5f5f5(whitesmoke)
③#fbfaf5(生成り色)
④#f3f3f3(乳白色)
⑤#e3dac9(Bone)
オフホワイトにはこれといった定義はありません。
メーカや人によってオフホワイトの捉え方はさまざまです。
オフホワイトのものを購入するときは、事前に自分の目で色を確かめるのが賢明です。
オフホワイトのイメージ
一般的にいうオフホワイト「灰色がかった白」・「黄みがかった白」には、控えめで穏やかな印象や、上品でお洒落といった印象があります。
控えめで穏やかな印象で、飽きにくいので、年齢や性別を問わずに好まれます。
ほかの色との協調性がよい色です。
ベージュとは
ベージュはフランス語で、beige、意味は「明るい薄茶」「らくだ色」「生地のままの毛織物」です。
日本でベージュというと、ほとんどの場合、色のことを指します。
ベージュは、「明るい薄茶」「らくだ色」「漂白する前の羊毛のような色」のことです。
アイボリーやオフホワイトよりも、赤みの強い色です。
ベージュ
①#f6e5cc(ecru beige)
②#eedcb3(ベージュ)
③#fce2c4(肌色)
④#dcbe99(薄茶)
⑤#b38e6f(灰みの橙系)
おおよそ、①から⑤の間の色がベージュです
ベージュのイメージ
ベージュは、素朴で飾らない優しさを感じられる色です。
素朴で飾らない印象があるので、気負いのない自然体な印象を与えます。
ベージュは、ほかの色との協調性が良い色です。
アイボリー、オフホワイト、ベージュの違い
アイボリーは「象牙色」で「黄みの薄い灰色」。
オフホワイトは「灰色がかった白」「黄みがかった白」。
ベージュは「明るい薄茶」。
オフホワイトは、アイボリーより白っぽい。
アイボリーは、ベージュより、黄みが強く、白っぽい。
ベージュは、アイボリーやオフホワイトより、赤みが強く、色が濃い。
アイボリー
オフホワイト
ベージュ
まとめ
アイボリー、オフホワイト、ベージュどの色も1色ではありません。
同じアイボリーでも黄みの濃さが違うし、ベージュも赤みの濃さが違い、オフホワイトにおいてはこれといった色の定義はありません。
インターネット通販などで、これらの色の商品を購入するときは、商品の写真などを見て色合いを確認するのが賢明です。