北海道で採れる竹の子は、根曲がり竹の竹の子。
札幌近郊で、竹の子が採れる時期は、5月下旬から6月の初旬にかけての数週間です。
竹の子をさがすには、まず、根曲がり竹を探します。太くてりっぱな根曲がり竹の根元には、太くて美味しい竹の子があります。
札幌近郊の竹の子(筍)の産地では、札幌市清田区白旗山の登山道周辺、道道1008号線長沼町から由仁町にかけての山林、国道453線周辺札幌市南区滝野から恵庭市にかけての山林、国道453号線周辺千歳市美笛の山林などは、道の近くでも採れるので人気の名所。
竹の子が採れる山林は、札幌市や国が所有するもの(国有林)なので、かならずルールを守って採る必要があります。
林道の出入り口前のゲートをふさぐと、仕事で林道を利用する車両の通行に支障をあたえます。林道の出入り口をふさぐような駐車は絶対にしてはいけません。
清田区白旗山
札幌市清田区の白旗山では、登山道の周辺で竹の子を採ることができる人気の竹の子の産地です。
難易度は、弱から中。
例年5月の下旬から6月初旬ころになると、多くの登山客と竹の子を採る人で賑わいます。
初心者でも、比較的安全に、竹の子を採ることができます。
ただし、竹の子を見つけて、どんどん奥に入っていくと、迷子になる可能性があるので、油断してはいけません。
はじめて訪れるときは、登山道が確認できる範囲で、竹の子を採りましょう。
白旗山の約75%は、札幌市が所有しています。
長沼町から由仁町の山林
道道1008号線周辺の長沼町から由仁町にかけての山林は、人気の竹の子の産地です。
札幌市内から国道274号線を夕張方向へ、マオイ道の駅手前の信号を左折し長沼町方向へ、道道1008号線(夕張長沼線)を右折夕張方向に進むと山林に入ります。
山林に入ると、道道の脇に、根曲がり竹が見えてきます。
難易度は、弱から強。
例年5月の下旬から6月初旬ころになると、多くの竹の子を採る人で賑わいます。
道道付近でも採れますが、山林の中でもたくさん採ることができます。
初心者は、道道付近で採るのがおすすめ。
上級者は、山林の中で採るのがおすすめ。
奥へ進むと、山が複雑な地形になっている所もあるので、初めてこの場所に行くならばGPSなどを利用することをおすすめします。
ここの山林のほとんどは、国有林ですが、民地もあるので、注意して竹の子採りを楽しみましょう。
民地で竹の子を採ってはいけません。
滝野から恵庭の山林
国道453号線周辺の、札幌市南区滝野から恵庭市盤尻までの広い範囲は、人気の竹の子の産地です。
札幌市内から国道453号線を支笏湖方向へ、滝野カントリークラブを超えてしばらく進むと、国道沿いに根曲がり竹が見えてきます。
難易度は、弱から強。
例年5月の下旬から6月初旬ころになると、多くの竹の子を採る人で賑わいます。
国道付近でも採れますが、山林の中でもたくさん採ることができます。
初心者は、国道付近で採るのがおすすめ、山林の奥へは行かないのが賢明です。
上級者は、山林の中で採るのがおすすめ。
奥へ進むと、山が複雑な地形になっている所、場所によっては竹が奥深くまで続き危険な所もあるので、GPSなどを利用することをおすすめします。
ここの山林のほとんどは国有林です。
美笛
国道453号線の美笛峠付近は、人気の竹の子の産地です。
札幌市内から、千歳を経由して、あるいは真駒内方面から国道453号線を喜茂別方向へ、美笛の除雪ステーションを目印に行くと、国道沿いに根曲がり竹が見えてきます。
大型車が多く通行し、カーブも多いので、路駐は絶対にしてはいけません。
美笛の根曲がり竹は、山林の奥深くまで続いていることが多く、急な勾配の所もあるので、山林の中は初心者にはおすすめできません。
難易度は、中から強。
初心者は、国道から離れていない場所で、採るのが賢明です。
広い範囲で、竹の子を採ることができますが、迷子、滑落などの危険がある場所もあるので、山に慣れていないのならば、行かない方が賢明です。
ここの山林のほとんどは国有林です。
まとめ
ここで紹介した場所以外にも、札幌近郊には、定山渓から中山峠にかけての山林など、多くの竹の子の産地がありますが、道道や国道から離れた場所や乗用車では行くのが困難な場所の紹介はさけさせていただきました。
近年、札幌の住宅街にも熊が出没しています。
山林には熊がいて当たり前というくらいの気持ちをもち、熊よけの鈴を身につけるなどの対策をして、竹の子採りを楽しみましょう。
私はは、ここ10年間くらいで、4・5かい熊を見ています。いずれも一人で山林の奥深く入っていたとき。一度も襲われたことはありませんが、野生の熊は危険です、山林に入るときは複数人で入ることをおすすめします。
竹の子採りでの事故で一番多いのは迷子。
初めての山林に入るときは、GPSを持つと安心ですよ。