解答も回答も「かいとう」と読みます。
読み方は同じだけど、意味(使い方)は違います。
解答と回答のように、発音(読み方)が同じで、意味の異なる(違う)語を”同音異義語(どうおんいぎご)”といいます。
解答は、「クイズやテストなどの問題」を解いて”答えをだす”こと。
回答は、「質問やアンケート」などに対して”答える”こと。
どちらも”答える”ということは同じですが、
解答は、「正解」のあること、「答えが決まっていること」に対して”答える”こと。
回答は、「正解」のないこと、「答えが決まっていないこと」に対して”答える”こと。
学力試験やクイズの答えは「解答」。
インタビューの質問やアンケートの答えは「回答」。
テレビのクイズ番組の出演者や試験を受けた人は「解答者」、試験用紙は「解答用紙」。
インタビューやアンケートに答えた人は「回答者」、アンケート用紙は「回答用紙」。
会話のなかで「かいとう」を使う時は、どちらも発音が同じなので、さほど気にする必要はありませんが、
文章などで書き記すときは、言葉(語)の意味を考えて使い分ける必要があります。
「かいとう」には「解答」「回答」のほかにも、同音異義語がたくさんあります。
「かいとう」の同音異義語を、紹介させていただきます
快刀
とてもよく切れる刀(かたな)。
快投
野球でピッチャーが、とても素晴らしい投球をすること。
怪盗
いつ・どこから現れたのかもわからない、正体不明で手口があざやかな盗賊(とうぞく)。
解凍
冷凍してあるものを、とかすこと。凍っていたものがとけること。
会頭
会の代表。会長のこと。
解党
政党や党派が解散(かいさん)すること。
解糖
動物のからだのなかで、炭水化物が酵素によって分解され、乳酸に変化すること。
回頭
船が船首をまわして、進路をかえること。
戒刀
僧がつかう小刀。僧侶がもっている、魔障をふせぐ刀。
開冬
陰暦の10月。
会党
中国の民間で結成された秘密結社。
清代・民国時代の「天地会」・「三合会」などが有名。反政府的な組織でたびたび反乱の中核となった。
械闘
革命前の中国で、武装しておこなわれた、部落間の闘争。
灰陶
新石器時代から、漢・唐の時代まで日常的につかわれた、中国の灰青色の陶土器。