コンテンツの意味と使い方をわかりやすく・くわしく解説します

コンテンツとは 言葉

コンテンツを辞書で引くと

[インターネットなどで提供される情報・内容]・[箱などの中身・内容]・[本などの目次]

とあります。

新聞やテレビなどのマスメディアでよく目・耳にするのは、モバイルコンテンツ・コンテンツマーケティング・コンテンツアプリなどコンテンツを用いたなぞの言葉。

そもそもの日本語のコンテンツの意味を正しく理解していないと、どういう意味なのか想像すらできない言葉が数多く存在します。

日本語としてのコンテンツの意味と使い方を例をあげて、わかりやすく・くわしく解説します。

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コンテンツの語源

コンテンツとは、英語の”content”が語源の日本語です。

英語のcontent(コンテント)は[満足する][満足させる][製品などの成分の含有量][スピーチなどの意図][インターネットで提供される情報]、複数形のcontents(コンテンツ)は[箱などの中身・本などの内容・目次]という意味。

日本語のコンテンツは、英語のcontentとcontentsの両方が合わさって[インターネットなどで提供される情報・内容]・[箱などの中身・内容]・[本などの目次]という意味で使われます。

「インターネットなどで提供される情報・内容」という意味の日本語”コンテンツ”は、英語ではcontent。複数形のcontentsにはなりません。

例えば、日本語で

「グーグルにはたくさんのコンテンツがあります」

を英訳すると

Google has much content.

となります。

ちなみに、

The SUSHI restaurant’s service contented me.

は、「そのお寿司やさんのサービスに(私は)満足した」と言う意味。

「私は、そのお寿司やさんの内容(一部)です」という意味ではありません。

英語のcontentに含まれる「満足する(させる)」という意味は、日本語のコンテンツには”ない”ので注意しましょう。

コンテンツの意味と使い方

日本語のコンテンツは、[内容(中身)]・[情報]・[目次(見出し)]という意味で使われます。

英語のように、”コンテント”と”コンテンツ”を使い分けることはありません。

そのため、インターネットサービスの情報や内容も、企業の事業内容も、新聞の情報や内容も見出しも、福袋の中身も、

とにかく「内容(中身)」・「情報」・「目次(見出し)」のいずれか、または全部をふくむものを対象に日本語のコンテンツは使われます。

Googleのコンテンツには、「Googleマップ」「Google Play:アプリ」「YouTube」「GoogleEarth」などがあります。(インターネットサービスの情報や内容)

新聞のコンテンツには、「天気情報」「ニュースの解説」「スポーツ情報」「テレビ欄」「株価」「おくやみ速報」などがあります。(本などの内容・見出し)

福袋のコンテンツには、「スポーツウエア」「メンズファッション」「コスメ」「レディースアクセサリ」などがあります。(箱などの中身・内容)

一般的にコンテンツを細分化したものが「カテゴリ」・「ジャンル」です。

例えば、

Googleのコンテンツ”YouTube”のカテゴリには「音楽」「ゲーム」「映画と番組」「ニュース」「ライブ」などがあります。

新聞のコンテンツ”天気情報”のカテゴリには「降水確率」「3時間毎の天気」「週間天気」「警報情報」などがあります。

福袋のコンテンツ”コスメ”のカテゴリには「スキンケア」「メイクアップ」「ベースメイク」などがあります。

ちなみに、

Yahooには、「Yahoo!ニュース」「ヤフオク」「Yahoo!ショッピング」などのコンテンツがあります。

コンテンツ”Yahoo!ショッピング”のカテゴリに「コスメ」があり商品として「福袋」があります。

この場合の「福袋」は商品で、「コスメ」はコンテンツでなく、Yahoo!ショッピングのカテゴリの一つです。

Yahooというポータルサイトで提供している内容・情報がコンテンツ。

コンテンツを細分化したものがカテゴリ。

それぞれのカテゴリには、多くの商品・情報があります。

このように、日本語のコンテンツが使われる対象は、じつに”あいまい”です。

とはいえ、不特定多数の大衆に情報を伝達する、新聞・テレビ・ラジオなどのマスメディアや、大手ポータルサイト、通販サイトでは、福袋(箱など)の中身・内容は「中身・内容」、本などの目次は「目次」という語(言葉)を使いコンテンツという語(言葉)を使っていません。

なので、コンテンツとは、おもに[インターネットや新聞・テレビなどのマスメディアで提供される情報や内容、または、その見出し]を意味します

多くのポータルサイトや企業やお店のホームページでは、提供しているサービスの内容が一目でわかる”見出し”をコンテンツとしています。

コンテンツは、[提供しているサービスの内容が一目でわかる”見出し”]・[提供しているサービスの内容・情報]のことです。

コンテンツの含まれる造語

新聞やテレビなどのマスメディアでコンテンツを含む造語を、頻繁に見たり聞いたりします。

モバイルコンテンツ・コンテンツマーケティング・コンテンツアプリ・映像コンテンツなど・・・

モバイルコンテンツ

モバイルコンテンツとは、スマートフォン・タブレット・ノートパソコンなどのモバイル端末で、利用できるコンテンツのこと。

おもに、スマートフォンで利用できるコンテンツのことをいいます。

スマートフォン向けの、インターネット接続サービス・SNS・ニュース・ゲーム(モバイルゲーム)・位置情報(地図)などがモバイルコンテンツ

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、見込み客のいだいている疑問・よせている感心事に対して、関係性のある適切な情報を提供する(最適なコンテンツを作る)ことで見込み客をひきよせ、最終的に購買に導く戦略のこと

もともとは、2000年頃にアメリカでうまれた考え方で、英語では、”Content marketing” 

contents(コンテンツ)ではなく、content(コンテント) marketingです。

コンテンツアプリ

コンテンツアプリとは、消費者・利用者にむけて作られたコンテンツの総称のこと。

インターネット接続・SNS・ゲーム・位置情報(地図)・音楽や映像の制作・音楽や動画配信・広告などがコンテンツアプリ。

モバイルコンテンツは、コンテンツアプリのなかの一部。

モバイルコンテンツの対象がスマートフォンなどのモバイル端末なのに対して、コンテンツアプリはインターネット全般に対して使われます。

映像コンテンツ

映像コンテンツとは、地上波テレビ放送、インターネットで提供される「動画配信サービス」「動画投稿サイト」などのこと。

地上波テレビ放送・BS放送・YouTube・ニコニコ動画・Amazonプライムビデオ・Hulu・Netflix・U-NEXTなどが映像コンテンツ。

まとめ

日本語のコンテンツは、[提供しているサービスの内容が一目でわかる”見出し”]・[提供しているサービスの内容・情報]のことです。

英語に訳すと、Content(コンテント)。

日本語のコンテンツの語源は英語の”content”です。

英語のcontents(コンテンツ:contentの複数形)は、[箱などの中身・内容][本などの目次]という意味。

日本の、新聞・テレビ・ラジオなどのマスメディアや、大手ポータルサイト、通販サイトでは、箱などの中身・内容は「中身・内容」、本などの目次は「目次」といいコンテンツを使っていません。

なぜ日本で、コンテントでなくコンテンツという複数形の言葉が使われるようになったのか?は不明です。

コンテントを含む造語は年々ふえていて、今後も増えていくことが予想できます。

コンテンツの意味をちゃんと理解できていれば、新しい造語の意味も想像できると思います。

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