バカとは?なぜ馬と鹿でバカなのか?馬と鹿は神聖な生き物?

馬鹿 言葉

バカとは、「無知」「無知な人」「つまらないこと」「つまらない人」などを意味する言葉です。

梵語(サンスクリット語)で無知を意味する”moha”(慕何)を音写して、「バカ」という日本語ができました。

古代、中国から日本に漢字が伝わります。日本には、日本にもともとあった語に漢字をあてる「当て字(あてじ)をつくる」文化が古くからあります。

漢字の本来の意味に関係なく、「バカ」には「馬鹿」という漢字があてられました。

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バカとは

梵語(サンスクリット語)で無知を意味する”moha(慕何)”を音写して、「バカ」という日本語ができました。

バカには、いろいろな意味があり、とても使い勝手の良い言葉です。

本来は相手を罵る言葉ですが、親しみを込めて、愛情を込めて「もう、バカなんだから」なんて使い方もできます。

馬鹿の意味と用例

1・「愚かなこと」「愚かな人」「無知」「無知な人」  : あいつは「バカ」だ

2・「夢中になるあまり、社会的な常識に疎いこと(人)」: 役者バカ・親バカ

3・「つまらないこと(人)」「はんかくさいこと(人)」: 「バカ」なことをするな

4・「程度が並外れていること」「度がすぎること」   : バカ正直・バカ騒ぎ

5・「用をなさない」「機能しないさま」 : パンツのゴムが「バカ」になって下がる        

なぜ馬と鹿でバカなのか

「バカ」に「馬鹿」という漢字をあてた由縁は、「中国の故事による」という説がもっとも有力です。

『蓁(しん)の時代に権勢をふるった宦官(かんがん/去勢を施された役人)の趙高(ちょうこう)が、あるとき「鹿」を指して「あれは馬である」と言いました。

その時、周りにいた家臣たちは、趙高を恐れて、誰一人その間違いを指摘しませんでした。』

この故事が日本に伝わり、権勢にへつらい真実を言わない(言えない)ような「バカ」に、「馬鹿」という漢字をあてたという説です。「馬」と「鹿」漢字の本来の意味とは関係なく、故事の内容から「馬鹿」になったという説です。

「バカ」に「馬鹿」という漢字があてられた由縁には、「単に、音に合った漢字をあてた」という説もあります。

バカの語源は梵語(サンスクリット語)の無知を意味する”moha(慕何)”です。

中国の故事が日本に伝わる以前に梵語が日本に伝わっていて、「バカ」の「当て字」が「馬鹿」だったという説です。漢字本来の意味に関係なく、日本語「バカ」の音に合った漢字「馬」と「鹿」をあてたという説です。

中国語の漢字本来の意味に関係なく、音に合った漢字をあてた「当て字」には、「矢張り(やはり)」「床しい(ゆかしい)」などがあります。

神様に仕える馬と鹿

神様は人間の世界にやってくる時、馬に乗ってやってきます。

天照大御神(あまてらすおおかみ)の使者である天迦久神(あめのかくのかみ)は「鹿の神」です。

馬も鹿も神様と深いかかわりのある神聖な生き物です。

当て字とはいえ「バカ」は「馬鹿」です。むやみに「バカ」「バカ」言ってると、バチが当たりそうなので、むやみに「バカ」と言ってはいけません。

馬と神様

馬には、神馬(しんめ・しんば・かみうま)と呼ばれる特別な馬がいます。

神馬とは、神が人間の世界にやって来るときの乗り物で、神聖視された「馬」のことです。

伊勢神宮には、宮内庁から贈られた「神馬」がいます。「神馬」は伊勢神宮の「御厩(みうまや)」にいます。神馬は、毎月1日・11日・21日の8時頃に「正宮 皇大神宮」にお参りしています。

鹿と神様

茨城県鹿嶋市にある「鹿島神宮」の御祭神は「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」は、天照大御神の命を受けて、出雲の国に天降り、大国主命(おおくにぬしのみこと)と話し合い国譲りの交渉を成就(じょうじゅ)します。

このとき、「武甕槌大神」のところに来た「天照大神」の使者「天迦久神(あめのかくのかみ)」は、「鹿の神霊」とされています。

鹿島神宮では鹿を神使(しんし)として「神鹿(しんろく)」と呼んでいます。現在、鹿島神宮の「鹿園」には20頭ほどの鹿が「神様のつかい」として大切に飼われています。

奈良県奈良市にある奈良公園にいる「鹿」は「神の使い」と言われています。

奈良公園の一角にある春日大社は、今からおよそ1300年前、鹿島神宮から「武甕槌大神」を神山御蓋山(三笠山・みかさやま)山頂、浮雲峰(うきぐものみね)にお迎えしました。

このときに、「武甕槌大神」が白い鹿に乗って、鹿島から奈良にやって来たという言い伝えがあり、奈良公園にいる鹿は「神の使い」と言われています。

まとめ

バカは「馬鹿」と書きます。

バカに「馬」と「鹿」という漢字をあてて「馬鹿」とした説には、諸説ありますが、もっともらしいのは「中国の故事」による説と、「単に音に合わせて漢字をあてた」という2つの説です。

「バカ」の語源は梵語(サンスクリット語)だと分かっているけど、いつごろから「バカ」という日本語が使われていたか、はっきりしません。

「馬鹿」の由縁となっている「中国の故事」がいつ日本に伝わったも、はっきりとしていませんし、「バカ」が「馬鹿」になったのも、いつからかはっきりしません。

つまり、「バカ」を「馬鹿」とした、もっともらしい説はあるものの、本当のところは分らないということです。

個人的には、「単に音に合わせて漢字をあてた」という説がすきです。

おお昔、おバカな若者が、何も考えずにヤンキーみたいなのりで、「夜露死苦(よろしく)」とか「魔苦怒奈流怒(まくどなるど)」とかみたいに「馬鹿(バカ)」って書いたのがはじまりと考えたいです。

とはいえ「馬」も「鹿」も神様に仕える神聖な生き物です。

私が幸せになりきれないのは、やたらと「バカ」「バカ」言っていたからかも知れません。

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