氷の日は、旧暦の6月1日に由来する記念日です。
なぜ、6月1日が氷の日なのかというと
江戸時代の旧暦6月1日に、加賀藩から将軍家に氷を献上するならわしがあったから
なぜ、6月1日だったかというと
旧暦6月1日は「氷の朔日(こおりのついたち)」だから
氷の朔日は、由緒のあるならわし氷室の節会(ひむろのせちえ)に由来する
昔は、冬にできた氷を、氷室で保存していました。
氷は、身分の高い人しか食べることのできない、貴重品でした。
旧暦6月1日に氷室を開いて、宮中(天皇の居所)で、氷を食べるならわしがありました。
その行事を「氷室の節会」といいます。
由緒ある「氷」にかんけいするならわし「氷室の節会」にちなんで
旧暦6月1日は「氷の朔日」と呼ばれるようになります。
氷が手に入らない庶民は
旧暦6月1日に氷のかわりに、「氷餅(凍り餅)」「あられ」「煎り豆」を食べて「健康」と「息災」を願いました。
現在
京都には「水無月」という和菓子があります。
水無月は、「氷室の節会」に由来する氷をイメージした三角形の和菓子です。
金沢市(旧加賀藩)では、毎年、旧暦6月1日にあたるとして7月1日に氷室まんじゅうを食べる風習があります。
※6月1日を「氷日」といつからよばれていたのか?だれが定めたのか?明確にしめした文献等みつかりませんでした
旧暦6月1日は2021年7月10日です