サイン・コサイン・タンジェント~簡単な覚え方(おすすめの動画とサイト)~意外と役に立つ三角比

三角比 話題

sin(サイン),cos(コサイン),tan(タンジェント)を三角比といいます。

三角比は、直角三角形の三辺《底辺・対辺(高さ)・斜辺》のうちの二辺の長さの比の値(あたい)です。

角∠の角度が同じなら、直角三角形の大きさに関係なく、三角比は同じ値になります。

sin,cos,tanは、YouTubeの動画や学習塾のサイトから学ぶとよいでしょう。

丸暗記におすすめの動画は、「一夜漬け高校数学7 三角比覚え方サインコサインタンジェント」、約2分30秒で解説しています。

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三角比とは

直角三角形の直角でない1角∠の大きさをαとすると、この三角形の三辺《底辺・対辺(高さ)・斜辺》のうちの2辺の長さの比は、この角∠αの大きさによって定まります。この比(比の値)を三角比と言います。

直角三角形とは、三角形の一つの角が90°の三角形です。三角定規は直角三角形です。

三角比には、sin(サイン),cos(コサイン),tan(タンジェント),cot(コタンジェント),sec(セカント),cosec(コセカント)の六種類があります。

三角比を拡張したものが三角関数です。三角比は直角三角形で考える、三角関数は円で考えるのが基本です。

三角比は角∠の大きさ(角度)によって定まるので、角∠の角度が同じなら、直角三角形の大きさに関係なく、三角比は同じ値になります。

角度が大きくなるほど、sinとtanの値は大きくなり、cosの値は小さくなります。

cot=1/tan、sec=1/cos、cosec=1/sin

三角比の簡単な覚え方

直角でない1角∠の角度がαの、直角三角形の面積は、底辺×高さ(対辺)÷2(底辺×高さ/2)で求められます。

三角比、sinα=高さ/斜辺(高さ÷斜辺)、cosα=底辺/斜辺(底辺÷斜辺)、tanα=高さ/底辺(高さ÷底辺)で求められます。

どれも似通(にかよ)っていて、間違いそうですよね。

三角関数の簡単な覚え方や解説は、YouTubeや学習塾のサイトなどで多数解説されているので、おすすめの動画やサイトを紹介します。

わかりやすいYouTube動画

文字で見るより動画で見たほうが分かりやすいという人におすすめです。

YouTube「一夜漬け高校数学7 三角比覚え方サインコサインタンジェント」:約2分30秒 丸暗記にはこちらがおすすめ。

YouTube「三角比が超わかる!◆三角比の定義」:約9分 要点を分かりやすく解説しているので、図形が苦手な人におすすめ。

YouTube「【高校数学】数Ⅰ-76 三角比・基本編」:約10分30秒 上の2つの動画で満足できない人におすすめ。

わかりやすいサイト

動画より文字の解説が好きという人におすすめです。

高校生の苦手解決Q&A【図形と計量】sin,cos,tan :進研ゼミ高校講座 Benesse

【高校数学(三角比)】三角比の求め方と覚え方-sin,cos,tan : 数学の面白いこと・役に立つことをまとめたサイト

意外と役に立つ三角比

三角比や三角関数は、ゲーム業界、建築業、土木業、林業、など幅広い分野で使われています。

電気・電子を用いる業界で、三角関数は交流現象や信号解析に多く使われています。

ゲーム業界などCGを用いる業界で、三角関数は2次元・3次元の仮想世界で長さ・角度・座標値を求めるために使われています。

建築業・土木業で、三角関数は設計や土地の測量などに使われています。

林業で、三角関数は、樹木の高さの測量や傾斜度の測量などで使われています。

建築・土木の作業で用いられる重機の制御に関わるプログラミングにも三角関数が使われています。

建築・土木・林業の作業現場では、こまかい計算は必要ないけど、三角比を理解していると役に立つ場面が多々あります。

①・高さ30mの鉄塔に物を引き上げるロープの用意をまかされたとき、ロープの長さを三角比を用いて割り出します。

②・樹木を伐採するとき、おおよその木の高さを三角比を用いて割り出し、倒す場所を決定します。

実際これらの作業は、いちいち計器を用いて行いません。目測で角度を決めて、斜辺の長さや高さを割り出します。

①の作業の場合、鉄塔での作業では、まっすぐ引き上げることは出来ません。斜めになったロープを引き上げることになるので、斜辺がロープの長さになります。

②の作業の場合、倒す木から自分の立ってる位置までの距離と、木のてっぺんを見上げた時の角度を目測で計り、おおよその木の高さを割り出します。

私の場合、角∠45°のsin,cos,tanをおぼえていて、それを基準に長さを決めています。

tan45°=1、sin45°≒0.7(/1√2)、cos45°≒0.7(1/√2)

角度が大きく(急)になるほど、斜辺と高さは長くなり、底辺は短くなります。

まとめ

三角関数とか三角比って言葉を聞いただけで、拒絶反応を示します。

三角とか関数とか公式とか、言葉が嫌いです。せめてひらがな表記で「さんかく」とか「かんすう」とか「こうしき」だと、少しは親しみがわくけど、三角・関数・公式には好きな要素が見当たりません。

嫌いだから、おぼえたくないけど、意外と役に立っているのが三角比です。

こんなの覚えても何の得にもならないと思っているかも知れませんが、三角関数・三角比は意外と多くのことに利用されています。

三角比や三角関数がなかったら、CGなんてなかったかも知れませんし、変形した土地なんていい加減な大きさで売買されていたかも知れません。

約4000年前の古代エジプトで考えられたといわれている三角形の測量方法が、現在でもあらゆる分野で利用されています。

細かい数値を覚える必要はないかも知れませんが、sin,cos,tanを理解することに損はありません。

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