不思議な掛け声の意味と語源~草津温泉湯もみ唄の不思議な掛け声とは

掛け声 地方・風習・方言

掛け声とは、「人に呼びかける」「調子を合わせる」「気勢をそえる」「力をいれる」ときに発する短い音声のことです。

なんの意味もないような掛け声には、ちゃんとした意味があります。その語源は日本語によるもの、英語によるもの、フランス語によるもの、ヘブライ語によるもの等があります。

草津温泉「湯もみ唄」では「神」に関する掛け声がうたわれています。

ジブリアニメ『千と千尋の神隠し』では「八百万(やおよろず)の神」が、お風呂に入り汚れをおとします。

古来、日本人は温泉(お風呂)に神秘的なものを感じているのかも知れません。

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ヘブライ語が語源の不思議な掛け声

伝統的な日本の祭りのルーツには、イスラエル民族が関わっていたという説があります。彼らが用いたヘブライ語が日本語的な発音になって、現在に残っていても不思議ではありません。

イヨイショ(ヨイショ) : 何か事を始めるとき、「力をいれる」掛け声

イヨイショ(ヨイショ)の語源はヘブライ語の「イエシュア」です。「イエシュア」【意味:救い】が日本語的な発音になり「イヨイショ」になり、さらに音変化して「ヨイショ」という掛け声になりました。

イヨイショ(ヨイショ)は、「救って下さい」【無事に、なしとげられますように】という意味で用いられる掛け声です。

エッサ ホイサ : 二人以上で何かを運ぶとき、「調子を合わせる」「気勢をそろえる」掛け声(童謡「お猿のかごや」で有名な掛け声)

エッサ ホイサの語源はヘブライ語の「エンシャラ」「ホイサ」です。「エンシャラ」【意味:神の御心により】が日本語的な発音になり「エッサ」、「ホイサ」【意味:前に進め】が日本語的な発音になって「ホイサ」という掛け声になりました。

エッサ ホイサは「神の御心により前に進め」【前進するぞ】という意味で用いられる掛け声です。

ドッコイショ(ヨッコイショ) : はずみをつけて動くとき、なにかを持ち上げるときなどに「力をいれる」掛け声

ドッコイショの語源は「ヘブライ語」の「ドッコイシャ」です。「ドッコイシャ」【意味:救いの押して】の語源は同じヘブライ語の「ドケッイシュ」【意味:救い主よ、苦しみを終わらせて下さい】です。「ドッコイシャ」が日本語的な発音になり「どっこいしょ」という掛け声になり、「ドッコイショ」が音変化して「ヨッコイショ」になりました。

ドッコイショ(ヨッコイショ)は、「救い主よ、救って下さい」【救って下さい。無事に、なしとげられますように】という意味で用いられる掛け声です。どっこいしょの語源には「六根清浄説」(次項で解説)もあります。

掛け声の語源は諸説あります。

草津温泉ゆもみ唄・不思議な掛け声の語源と意味

「草津節」「草津小唄」「草津湯もみ唄」を総じて「湯もみ唄(草津温泉湯もみ唄)」といいます。

湯もみ唄は、日本人が作詞・作曲していますが、歌詞には日本語とは思えない、不思議な掛け声が登場し、その語源はヘブライ語という説があります。

湯もみ唄には「神」に関する掛け声が歌われています。お年寄りが温泉につかったとき「あ~極楽極楽」なんて言っているのは、温泉に神秘的なものを感じているのかも知れません。

草津節 :「ドッコイショ」「チョイナ チョイナ」

チョイナ チョイナ : 草津節でうたわれる掛け声。湯もみをするとき、「調子を合わせる」掛け声

チョイナ チョイナの語源はヘブライ語の「チョイ ナ」です。「チョイ」【意味:いざ進め】+「ナ」【意味:祈れ】「チョイナ」が日本語的な発音になって「チョイナ」という掛け声になりました。

チョイナ チョイナは、「祈れ!いざ進め」【祈れば、やりとげられる】という意味で用いられる掛け声です。

草津小唄 :「ヨイトサノサ」

ヨイトサノサ :草津小唄でうたわれる掛け声

ヨイトサノサの語源はヘブライ語の「ヨーイトナ サッサ」です。「ヨーイトナ」【意味:神の定めた人】+「サッサ」【意味:喜ぶ】が日本語的な発音になって「ヨイトサノサ」という掛け声になりました。

ヨイトサノサは、「神の定めた人が喜ぶ」【(草津に)来た人は喜ぶ。楽しもう】という意味の掛け声です。

草津ゆもみ唄 :「ヨホホイ」

ヨホホイ :草津湯もみ唄でうたわれる掛け声

ヨホホイの語源は、ヘブライ語の「ヨ ホッ ホイ」です。「ヨ」【意味:神】+「ホ」【意味:驚きの叫び】+「ホイ」【意味:ああ!】が日本的な発音になって「ヨホホイ」という掛け声になりました。

ヨホホイは、【ああ!神よ。ああ!ありがたい】という意味で用いられる掛け声です。

掛け声の語源は諸説あります。

不思議な掛け声の語源と意味

掛け声の語源には諸説あります。

イヨー : 手締め(一本締め・三本締め)で手拍子の前に「大勢の人に呼びかける」掛け声

「祝おう」が転じて「いよー」という掛け声になりました。手締めの手拍子「パパパン パパパン パパパン パン」は、3拍が3回で「九」最後の1拍をたして「丸」。「すべてが丸く収まる」という意味になります。

いよーは、【みんなで、祝おう】という意味で用いられる掛け声です。

イッセーノ(せえの) : 二人以上で何かをするとき、「調子を合わせる」掛け声

イッセーノ(せえの)の語源は、フランス語の「hisser(イセー)」です。「hisser」【意味:引きき上げる】が日本語的な発音になり、「イッセー」になり、語尾が変化して「イッセーノ」、されに語頭が省略されて「セーノ」という掛け声になりました。

イッセーノは、【みんなで、力を合わせるぞ】という意味で用いられる掛け声です。

エイエイオー : 大勢で試合(戦い)に挑むとき、「気勢をそろえる」掛け声

エイエイオーの語源は日本語です。「エイ」は「鋭(えい)」【意味:勢いが激しく、勇ましい】、「オー」は「応(おう)」【意味:承知すること】。戦国時代、大将が「エイエイ」と声をかけ軍勢が「オー」と応えたのがはじまりの掛け声です。

エイエイオーは、【みんなで、勇ましく(激しく)戦うぞ】という意味で用いられる掛け声です。

ソイヤ : 大勢でお神輿を担ぐとき等に「調子を合わせる」「気勢をそろえる」掛け声

ソイヤの語源は、日本語です。「ソ」は「素」【意味:ありのまま・純粋】、「イ」は「意」【意味:気持ち】、「ヤ」は「成」【意味:なしとげる】。

ソイヤは、【ありのままの(純粋な)気持ちで、なしとげよう】という意味で用いられる掛け声です。

ドッコイショ(ヨッコイショ) : はずみをつけて動くとき、なにかを持ち上げるときなどに「力を入れる」掛け声

ドッコイショの語源は、「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」です。六根清浄【意味:眼・耳・鼻・舌・身・意の六根が清浄になること】とは、修行僧が登山をするときに唱える言葉です。「六根清浄」と唱える意味は【登山する修行僧の身心が清らかになり、その功徳(くどく)によって無事に登山ができるように祈る】ものです。

ドッコイショは「六根清浄」が音変化した掛け声で、ドッコイショが音変化して「ヨッコイショ」になりました。ドッコイショ(ヨッコイショ)は【無事に、なしとげられますように】という意味で用いられる掛け声です。

フレー フレー : スポーツなどで、「競技者を激励・応援する」掛け声

フレー フレーの語源は、英語の「hurray(フレイ)」です。「hurray」【意味:万歳】が日本語的な発音になり「フレー」という掛け声になりました。

英語の「hurray」には、「頑張れ」という意味はありませんが、日本では【頑張れ!(競技者を奮い立たせる)】という意味で用いられる掛け声です。

掛け声の語源は諸説あります。

まとめ

日本語とは思えない、不思議な掛け声が沢山あります。その掛け声には、日本語に由来する掛け声がある一方で、外国語に由来する掛け声もあります。

古代の日本においてイスラエル民族と交流があったという説があり、多くの日本語がヘブライ語の影響を受けているという説もあります。

日本語とは思えない掛け声の語源をヘブライ語とすると、違和感を感じないことが多いのは、そのせいかも知れません。

年のせいかも知れませんが、近頃、立ち上がるときに「ドッコイショ」、物を持ち上げるとき「ドッコイショ」、「ドッコイショ」と無意識に言うことが多くなってきました。

なんとなく掛け声をかけたほうが楽に体が動くような気がします。

ドッコイショの語源には、「六根清浄説」と「ヘブライ語説」があります。どちらの語源にも宗教的な要素が含まれます。

無宗教の私ですが、掛け声のもつ不思議なパワーは信じます。

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