ヒラブリは近畿大学が開発した美味しい養殖魚です

養殖 話題

ヒラブリは、近畿大学が開発したオリジナルの美味しい養殖魚です。

「ヒラブリ」は、平成30年(2018年)4月9日から、養殖魚専門料店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」大阪店・銀座店にて、在庫終了まで提供されます。

ヒラブリは、ブリ特有の脂が少なく、ヒラマサの歯ごたえを継承した、美味しい魚です。

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ヒラブリとは

今回、提供される「ヒラブリ」は、ヒラマサの雌とブリの雌による交雑魚として初めて生産に成功した近畿大学のオリジナルの養殖魚です。

異なる魚種の特質を受け継ぐ研究を行い交配をすることで、それぞれの魚種の良い部分を遺伝させることができます。

ブリは、脂の乗りは良いけどコラーゲンの含有量が少なく歯ごたえがありません。ヒラマサは、脂肪が少なく歯ごたえがあり、ブリ属のなかで最も大きく最も美味しい魚です。

ヒラブリは、コラーゲン含有量がブリより高く、脂がほどよく乗り、歯ごたえがあるという優れた肉質をもちます。

ヒラブリは、ブリヒラに比べると透明感がたかいのが特徴です。

養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」大阪店・銀座店にて、ヒラブリの握り寿司と梅塩焼きが、平成30年4月9日から在庫終了まで提供されます。

透明感のあるヒラブリはシャリとの相性がよく「ヒラブリの握り寿司」は美味、「ヒラブリの梅塩焼き」はさっぱりとした風味が印象的な一品です。

ブリ:スズキ目アジ科ブリ属に分類される海水魚。北西太平洋のみに分布する。

大きさによって呼び名が変わる出世魚。

関東:モジャコ(稚魚)→ワカシ(35cm以下)→イナダ(35-60cm)→ワラサ(60-80cm)→ブリ(80cm以上)

関西:モジャコ→ツバス・ヤズ(40cm以下)→ハマチ(40-60cm)→メジロ(60-80cm)→ブリ(80cm以上)

など地方によって様々な呼び名がありますが、最後はかならずブリと呼びます。

ヒラマサ:スズキ目アジ科ブリ属に分類される海水魚。全世界の亜熱帯・温帯海域に分布する。

アジ科魚類の最大種で、最大で全長250cm・体重96.8kgの記録がある。

ブリ属のなかで、最も美味しいとされる魚。

近畿大学が開発した美味しい交雑魚

交雑魚(こうざつぎょ)とは、種や属が異なるものを交配して作出された魚のことです。

近畿大学では異なる魚種の特質を受け継ぐ研究を行い、交配させることで、それぞれの魚種の良い部分を遺伝させています。

キンダイ

キンダイは、イシダイの雌とイシガキダイの雄の交雑魚です。

1969年に近畿大学が、世界で初めて生産に成功しました。近畿大学が特許を取得、商標登録をしています。

キンダイは、約3年で熟成し繁殖力の強いイシダイの特質と、商品サイズになるまでの成長が早いイシガキダイの良い特質を兼ね備えています。

味に優れ、食感が良い特徴があります。

大学の略称を名前に持つキンダイは、近畿大学水産研究所白浜実験場のシンボルマークになっています。

ブリヒラ

ブリヒラは、ブリの雌と高級魚のヒラマサの雄の交雑魚です。

1970年に近畿大学が開発しました。近畿大学が特許を取得、商標登録をしています。

ブリヒラの成長はブリよりは遅いものの、2歳魚ではヒラマサの2倍なります。

ブリ属でもっとも美味しいとされるヒラマサ。脂の乗りは良いけど歯ごたえが劣るブリ。ブリヒラはコラーゲン含有量がブリよりも高く、脂がよく乗り、歯ごたえがあるという優れた肉質をもっています。

クエタマ

クエタマは、高級魚のクエの卵に、ハタ科最大のタマカイの精子を人工受精させて作出された交雑魚です。今後はクエタマ同士を交配し、養殖魚として完成させます。

クエは成長が遅く商品になる大きさまで育つのに4年以上かかります。タマカイは成長が早い特質があります。クエタマは、2年間でクエの3.8倍の大きさに成長します。

クエタマは、平成28年12月20日から平成29年2月上旬まで、養殖魚専門料理店「近代卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」の大阪店・銀座店で「クエタマの薄造り」「クエタマのガーリックオイル焼き」「クエタマのオイスター炒め」が提供されました。

クエタマは、高級魚「クエ」の淡白で上品な味わいと、絶滅危惧種「タマカイ」の食感の良さを併せ持ち、噛めば噛むほど旨みが溢れ出ます。

ヒラブリ

 

ヒラブリは、ヒラマサの雌とブリの雄の交雑魚です。

ヒラブリは、ブリ特有の脂肪分を少なくすることに成功し、ヒラマサの歯ごたえを継承した美味しい魚です。

ヒラブリは、ブリヒラに比べて、透明感があり歯ごたえが非常に良い特徴があります。

養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」

水産養殖のパイオニアである近畿大学が、社会に対して率先して養殖魚の価値を問いたいと考え、養殖魚専門料店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究」を出店しました。

お店で提供される魚は、近畿大学が和歌山県の白浜や串本・大島・浦神・奄美大島を中心とした生簀(いけす)で育てた、安心・安全・新鮮な魚です。

魚以外の食材については、和歌山の食材にこだわっています。

お店で提供される主な養殖魚(近大で養殖されている魚)

1・近大マグロ(クロマグロ):世界で初めて近大がクロマグロの完全養殖を達成(2002年)

2・近大マダイ(マダイ):春と秋の年2回採卵し種苗生産、1年を通して同じサイズの養殖マダイを提供

3・近大シマアジ(シマアジ):世界で初めて近大がシマアジの完全養殖に成功(1983年)

4・カンパチ:世界で初めて人工ふ化に成功(1969年)

5・ヒラメ:大きなものは10kgにもなる。ヒレの付け根の筋肉は「エンガワ」と呼ばれ大変美味しい。

まとめ

ヒラブリは、ヒラマサの雌とブリの雄の交雑魚で、近畿大学が開発したオリジナルの美味しい魚です。

これまでの、ブリヒラ(ブリの雌とヒラマサの雄との交雑魚)同様に、ほどよく脂が乗り歯ごたえがあり、ブリヒラより透明感がたかいのが特徴です。

養殖魚のパイオニア的な存在の近畿大学は、クロマグロの完全養殖を世界で初めて達成したことでも有名です。

世界中で美味しい魚が乱獲されています。漁獲量が減り続けている美味しい魚は少なくありません。

養殖魚の熟成した育成技術と交雑魚の研究と開発は、いつまでも美味しい魚を食べ続けるために必要不可欠かも知れません。

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