7月10日の「納豆の日」には、
人を対象にした「納豆の日」と、犬を対象にした「犬の納豆の日」があります。
人の納豆の日は、
1981年(昭和56年)に
関西納豆工業協同組合が関西地域限定の記念日として定め
その後
1992年(平成4年)に
あらためて全国納豆協同組合連合会が全国的な「日」として定めました。
なぜ定めたのか?というと
関西限定のときは、関西における納豆の消費拡大のため、
全国的になってからは、全国に納豆をPRするため。
なぜ7月10日なのか?というと
7(なっ)10(とう)の語呂合わせから
7月10日を納豆の日に定めました。
犬の納豆の日「ドットわん・犬の納豆の日」は、
2014年(平成26年)に
株式会社ピュアボックスが定めた「日」です。
なぜ定めたのか?というと
健康食品である納豆を、犬用に販売することで”愛犬の健康には人間同様に食事が大切だ”と飼い主の方々が気付くきっかけになってほしいとの想いから。
なぜ7月10日なのか?というと
7(なっ)10(とう)の語呂合わせから
7月10日を納豆の日に定めました。
納豆に関する「日」は、「納豆の日」以外に
糸引き納豆の日(1月10日)。S-903納豆菌の日(9月3日)。発酵食品の日(8月8日)。があります。
納豆1パック(50g)には、鶏もも肉1/6枚と同じ量のプロテインが含まれます。
納豆について、すこしだけ紹介させていただきます。
納豆はなぜ?「なっとう」なのか
納豆が、なぜ「なっとう」と呼ばれるようになったのか?には諸説ありますが、どの説が正しい説なのか?定かではありません。
納所豆→なっとう 説
納所(なっしょ)は、お寺の台所(だいどころ)のこと。
むかし、お坊さんが納所で、糸を引く美味しい豆をつくって食べていて、それを納所豆(なっしょまめ)と呼んでいました。
やがて、納所豆の、所がはぶかれて「納豆」となり、「なっとう」と呼ばれるようになったとする説です。
神さまに納めた豆=納豆 説
神棚にそなえた煮豆(にまめ)に、しめ縄がふれて、糸をひく美味しい豆ができました。
美味しい豆を授けてくれた神さまに感謝して、その豆を神さまに納めます。
神さまに”納めた豆”ということから、その豆は「納豆(なっとう)」と呼ばれるようになったとする説です。
壺に納めた豆=納豆 説
むかし、お坊さんが納所で、糸を引く美味しい豆をつくっていて、その豆を壺(つぼ)などの容器に入れて保存していました。
壺などに”納めていた豆”ということから、その豆は「納豆(なっとう)」と呼ばれるようになったとする説です。
納豆のプロテイン量
プロテインとは、日本語で”タンパク質”のことです。
プロテインは、筋肉をつくるだけでなく、内臓・皮膚・髪の毛・爪・ホルモン・ヘモグロビンなど身体のいろいろなところにある、とても大切な栄養素の一つです。
納豆1パック(50g)に含まれるプロテイン量は8.3g、鶏もも肉50g(約1/6枚)と同じ量です。
食品50gに含まれるプロテイン量(g)・エネルギー(Kcal)・脂質(g)の比較
食材・プロテイン・エネルギー・脂質
納豆・・・8.3・・100・・5.0
鶏卵・・・6.2・・ 76・・5.2
あじ・・・9.9・・ 63・・2.3
さば・・ 10.3・・124・・8.4
さけ・・ 11.2・・ 67・・2.1
まぐろ・ 13.2・・ 63・・0.7
牛ロース・6.9・・206・・18.7
豚ロース・9.7・・132・・9.6
鶏もも・ 8.3・・102・・7.1
納豆の栄養素
納豆にはプロテイン以外にも、多くの栄養素がふくまれています。
納豆独特の”納豆菌”や納豆菌によってつくられる納豆独特の酵素”ナットウキナーゼ”、納豆菌によってつくられる”大豆ペプチド”、納豆菌の力で大幅に含まれる量が増すといわれるビタミンB2などの”ビタミン”、
大豆に豊富に含まれる”サポニン”、カルシウム・亜鉛・マグネシウムなどのミネラル、ポリフェノールの一種の”イソフラボン”、脂肪や糖の吸収をおさえる”食物せんい”。
納豆には、大豆に含まれる栄養素のほかに、納豆菌や納豆菌よってつくられる納豆独特の栄養素が含まれています。