セコハンの語源とポンコツの語源~セコハンとポンコツの違い~

言葉

中古品・中古の物をセコハンといいます。

使いこまれてボロボロになったもの、こわれて役に立たなくなった物(老朽ろうきゅうしたもの・廃品はいひん)をポンコツといいます。

セコハンは、まだまだ使えて、商品としての価値があるけど、ポンコツは、ボロボロで、商品としての価値がないものです。

セコハンもポンコツも語源は、英語にあるというのが定説です。

セコハン、ポンコツの語源と意味、使い方をわかりやすく解説します。

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セコハンの語源

セコハンの語源は英語の secondhand セコンドハンドです。

secondhand の意味は、中古、使用済み

英語のsecondhand(セコンドハンド)を略して、セコハンという言葉が生まれました。

セコハンの意味と使い方

セコハンの意味は、中古品・中古・おふる

使用されて古くはなっているけど、商品としての価値のある物を、セコハンといいます。

セコハンは、物にたいして使うのは良いけど、人や動物にたいして使うと失礼です。

セコハンの部品、セコハンの時計、セコハンビジネス、セコハン市場、などは良い使い方。

セコハンじょう、セコハンの犬・猫、などは悪い使い方。

ポンコツの語源

ポンコツの語源は英語の punishments パニッシュメントとする説が有力です。

punishmentsの意味は、罰・げんこつでたたく(なぐる)・なぐって殺す

punishments→pungutz(プンガツ)→bonkotz(ポンコツ)となったというのが定説です。

他の説には、げんこつを西洋人が聞き間違えて「ポンコツ」と言ったという説もあります。

1864年刊行の「横浜みやげ」の”巻末付録・異国ことば”に、「人をぶつを ぽんこつ」と記されています。

ポンコツは、幕末にはすでに使われていた言葉です。

ポンコツの意味と使い方

現在のポンコツの意味は、老朽化したもの・廃品

老朽化がはげしかったり、こわれていて役にたたない、使えない、商品としての価値のないものをポンコツといいます。

ポンコツには、使い込まれていて商品としての価値はないけど、なんとか使えるという意味も含まれます。

昭和の初期までポンコツは、「人をぶつ・げんこつでなぐる」という意味で用いられ、現在のような「老朽したもの・廃品」という意味で使われていませんでした。

昭和20年代後半になると、自動車をたたきこわすこと(自動車の解体)をポンコツというようになります。

ポンポンコツコツとたたく音と、げんこつでなぐるという意味のポンコツをかけて自動車の解体をポンコツと呼んだとするのが定説です。

それが転じて「老朽化した自動車・廃棄された自動車」=「ポンコツ」となり、自動車にかぎらず使われるようになっていき「老朽化したもの・廃品」=「ポンコツ」という意味で使われるようになります。

ポンコツは時として人にたいしても使われます

ポンコツ車(ぼろぼろだけど、なんとか走っている車)、ポンコツメディア(役にたつ情報がないメディア)、ポンコツ社員(役にたたない社員)
ポンコツっぷり(だめっぷり)、ポンコツな人(なにをやってもダメな人・役にたたない人)

まとめ

セコハンは、中古でも商品としての価値のあるもので、語源は英語のsecondhand。

ポンコツは、使い込まれて、役にたたなくなったり、使えなくなった、商品としての価値のないもので、語源は英語のpunishmentsとする説が有力です。

個人で商品を売買したり、無料でゆずったりするアプリを利用していて気付いたのは、ジャンク品として提供しているものが意外と多いということ。

ジャンク品は、一部またはほとんどがこわれていて、そのままでは使えないものです。

ジャンク品として、安く購入して、セコハンの部品を利用する?修理してセコハンの商品として売る?意外とジャンク品って売れるみたいです。さがしてみたけど、我が家にジャンク品はありません、あるのはポンコツばかりです。

ポンコツには、使い込まれていて商品としての価値はないけど、なんとか使えるという意味も含まれます。

ジャンク品は、そのままでは使えないもの。

ジャンク品よりポンコツの方が私にとっては価値があるものです。