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押さえると抑えるの意味の違いと使い方の違いをやさしく解説します

「おさえる」と辞書で引くと、「おさ・える【押(さ)える・抑える】」と同じ項目に「押さえる」と「抑える」があり、どんな場合にどちらの「おさえる」を用いても良いように思いがちですが、新聞などを読んでいても両者の使い方には明確な差があります。 押...
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けちょんけちょんの意味~類義語・用例・英語訳・語源~

けちょんけちょんの意味は、「徹底的にけなされたりやりこめられたりして体を成さないさま(広辞苑)」。 もとは、和歌山県日高郡の「けちょに」という方言。 けちょんけちょんを難しい言葉でいうなら「完膚(かんぷ)なきまで」。 「けちょんけちょん」は...
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ねんごろは「男女が情を通じること」~語源とそれ以外の意味の解説~

ねんごろ(懇ろ)には、「男女が情を通じること」の他に「まごころでするさま」「親切。丁寧。」などの意味もあります。 万葉集が編纂された7世紀から8世紀のころには「ねもころ」「ねもごろ」という言葉が使われていて、「ねもころ」「ねもごろ」が転じて...
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じょっぴんの意味と語源~死語になりそうな北海道の方言

「じょっぴん」とは北海道の方言で、鍵・錠を意味します。 じょっぴんの語源は諸説あります。 かつて北海道の住宅の玄関のほとんどは引き戸でした。戸にはカギも錠もなかったので、外からの侵入を防ぐため、住居の中から戸に「つっかい棒」を支(か)ってい...
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ちんどん屋~意味と由来と歴史~ちんどん屋は差別語なのか?

関西地方では「東西屋」「広目屋」とも呼ばれる「ちんどん屋」。 ちんどん屋とは、派手な衣装をし、鉦(かね)・太鼓・ラッパなどを鳴らしながら、路上で広告や宣伝を行う「人」や「職業」を指す日本語です。 ちんどん屋の「ちんどん」は、彼らが鳴らす鉦と...
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名字・苗字・姓・氏の使い方とそれぞれのもつ本来の意味と由来とは

現在は、名字・苗字・姓(せい)・氏(し)どれもファミリーネームを意味します。 現在は、同じ意味をもつ「名字」「苗字」「姓」「氏」ですが、本来は、それぞれ意味が違い、それぞれ由来が違います。 奈良時代ころまで、豪族は「平群(へぐり)」「蘇我(...
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南蛮人とは~意味と由来と南蛮の解説~

南蛮人(なんばんじん)とは南蛮の人のことです。日本では室町時代から江戸時代に至る間、おもにポルトガル人やスペイン人などを南蛮人と呼びました。 日本では古くは奄美大島から東南アジアにかけての地域を「南蛮」と呼び、史書「日本紀略(997年)」で...
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バテレンとは?~意味と語源と歴史の解説

バテレンとは、カトリックの司祭を指す日本語です。ポルトガル語で神父を意味する「padre(パァデレ)」が語源で、パァデレを日本語的な発音で「バテレン」とし、「伴天連」という漢字を当てました。 元来バテレンはカトリックの司祭の称号でしたが、バ...
地方・風習・方言

どんぱの意味と使い方~死語になりそうな北海道の方言

北海道では同じ年齢の人を”どんぱ”と言います。 「○○の娘、なんぼになった?(○○の娘、何歳になった?)」 「お前の息子と”どんぱ”だべや。(お前の息子と同じ年齢だよ)」 というような使い方をします。 道外では同じ年齢の人を”ため”と言うよ...
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快晴をなぜピーカンと言うのか?ピーカンの意味と語源

雲ひとつない良く晴れた天気をピーカンと言います。ピーカンは国語辞典にはのっていないけど、ほとんどの人に通用する俗語です。 昭和生まれの人がおもに使う語ですが、令和になった現在でも耳にするピーカン。 夏に日光が強く照りつけることを「かんかん照...